今日はSSLWebDAVの設定を行った。
SSLに関しては以下のページのような設定をしたところ問題なくうまく行った。
http://www.kaju.homeip.net/apache_ssl.shtml

WebDAVはいろいろと苦労した。
どうもWindows XPWebDAVは不安定で、WebDAVのフォルダを作成しても「アクセス権がない」とか「フォルダが見つからない」とかいろいろなエラーが出てしまう。サーバの設定をずっと疑っていたのだが、XPを再起動したところうまく作成できるようになった。他のXPマシンでも同様だったので、うまくWebDAVのフォルダが作れない場合はとにかくXPを再起動するのがよい。
また、以下に書いてあるように、どうもFQDNでアクセスしようとすると問題が起きるらしい。そこで、/windows/system32/drivers/etc/hosts に 192.168.0.1 servername
のように一行加えておいた。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;825382

これにより、無事にXPからアクセスできるようになった。
ただし、このままだとセキュリティ上問題があるので、SSL + パスワード認証 をかけることにした。試行錯誤の結果、以下の設定でうまく行った。

1).htpasswdの作成
# mkdir /var/www/security ←ブラウザからアクセスできない場所におく。
# cd /var/www/security
# cat /etc/shadow > .htpasswd ←ログインパスワードをそのまま使いたかったので。
# vi .htpasswd
user1: encrypted_password
user2: encrypted_password
(不要な箇所を削除して上記のようにする)
# chown apache:apache .htpasswd
# chmod 600 .htpasswd ← .htpasswdを他のユーザに読めなくする。

2).htaccess を作成
これはやったら一応うまく行ったのだが、WebDAV経由だとクライアントから
.htaccessのファイルが見えてしまうので、あまり嬉しくない。そこで.htaccess
を使わない方法にした。

3)httpd.conf
httpd.confに.htaccessに書いていた内容を書くことができる。httpd.conf
を直接編集するのは美しくないので、conf.dの下に設定ファイルを作成した。
# vi /etc/httpd/conf.d/webdav.conf
Alias /webdav "/var/www/html/webdav"

DAV On
Order deny,allow
Allow from all

AuthUserFile /var/www/security/.htpasswd
AuthGroupFile /dev/null
AuthName "You must enter UserName and Password."
AuthType Basic
require valid-user

httpd.confの設定に関しては以下が参考になった。
http://httpd.apache.org/docs-2.0/ja/mod/core.html

4)完成
以上で、.htaccessも.htpasswdも見えないように作れた。また、SSL + パスワード
認証もできたので、安心して会社から自宅のWebDAVフォルダにアクセスが可能に
なった。
なお、"DAVLockDB"の設定をhttpd.confに追加しないといけないようなことはいろいろなページに書いてあったが、Fedora Core3では最初から以下のように書いてあったので、後から書き足す必要はなかった。

# Location of the WebDAV lock database.
DAVLockDB /var/lib/dav/lockdb